四国観光スポットblog

四国の観光スポットの足跡を写真で紹介するブログ

カテゴリ: 四国の堰堤ダム池

宝池
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管理者:香川県高松市古高松土地改良区宝池水利組合
河川名:新川水系
住 所:香川県高松市新田町公文
34.31597650684619, 134.10849616881742
堰堤長:193.0m 南西
堰堤高:11.0m
貯水量:96.0千立方m
目 的:「A」灌漑、 
形 式:アース
灌漑面積:19.0ヘクタール 高松市新田町
解説等
 築造された年代は定かではないが、『翁嫗夜話』=高松藩儒臣菊池武賢著で「貞享三年(1686)所定也」として、旧古高松の溜池21ヶ所が掲げられている内宝池もある。文政元年(1818)に制作された『池泉合符録』に出てくる。従ってそれ以前からあるのあるのが分かる。
 昭和十二年(1937)菖蒲池(宝池と親子池)の拡張工事。昭和二十八年(1953)には久米池尻から揚水機による取水工事等が大規模な工事である。
 昭和六十三年(1988)香川用水導入工事が完成し、久本・公文地域を主とする受益地の長年に渡る深刻な水不足が解消された。
 平成九年(1997)堰堤老朽化及び漏水等で改修工事着工。平成十二年(2000)完成。
資 料:夢みらい図書館蔵:讃岐のため池誌、現地説明版など、
撮影日:2024年11月5日
駐車場:無し
附 則:高松市内32番目の貯水量
関連ブログ:久米池

額池
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瀧本神社献灯
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大正二年 本樋及び竪樋換
昭和五年九月 前築などの碑
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管理者:香川県高松市前田土地改良区
河川名:新川水系
住 所:香川県高松市前田西町滝本
34.308609499083836, 134.11170300080087
堰堤長:198.0m 東南
堰堤高:8.0m
貯水量:52.9千立方m
目 的:「A」灌漑、 
形 式:アース
灌漑面積:15.7ヘクタール 高松市前田西町
解説等
 築造年代は不詳であるが、『香川県史10 近世史料Ⅱ』によると、宝暦五年(1755)の調査に基づき寛政九年(1797)再調査し、文政元年(1818)に高松藩が編集した『池泉合符録』の山田郡西前田村の項に同村内十九ヶ所と共に、一、額池 水掛高九十七石六斗とあり、同村では風呂谷池に次ぐ水掛高が記されたいる。
 貞享三年(1686)所定の『翁嫗夜話』の山田郡の項に、瀧元陂等が西前田にあると記され、この瀧元陂は字滝本にある額池のことでなかろうか。(陂=ひ・つつみの意味)
 池名の由来は、西前田村の古地図の中に、「滝本」の地名と並んで「田楽」の地名がある。額池は昔、この田楽の地への水源だった。それで田楽池が転訛して楽池になり、額池となったのではとおもわれる。《田楽は、猿楽と同じように田畑の神様を祈祷し、民衆芸能の二大主流であった。当時、東大寺の荘園だった前田地区では都との交流も盛んであったと思われる。その名残が田楽の地名であり、・・・》
 また、額池の由来は、北の山の麓にある瀧本神社に奉納されている額を洗い清めていたことから「額池」と名付けられたと言われている。
資 料:夢みらい図書館蔵:讃岐のため池誌、現地説明版など、
撮影日:2024年11月5日
駐車場:無し
附 則:高松市内45番目の貯水量
関連ブログ:瀧本神社

市宮池(いちのみやいけ)
別 称:八王子池

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北堰堤
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西堰堤
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太陽光発電所
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取水口
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余水吐け
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管理者:
河川名:
住 所:香川県高松市香川町浅野

堰堤長:343.0m
堰堤高:9.7m
貯水量:379.0千立方m
目 的:「A」灌漑、 
形 式:アース
解説等
 灌漑面積:16.1ヘクタール 香川町浅野・多肥上町
 築造の由来ははっきり分からないが、延享二年(1745)に編纂された『翁嫗夜話』(後に『讃州府志』と改題)によると、当時浅野村に池が七つあり、その中に「一ノ宮池」の名があり、この『翁嫗夜話』に、ため池については「貞享三年(1686)八月所定也」とあるところから、310年以上昔に築造されたものと思われる。また、言い伝えによると、昔、一宮の田村神社付近の田畑が荘園(寺社領)であった。当時、荘官が田の水不足に困って、この地に池を築き、浅野から船岡、寺井を通って、一宮まで水を引くようにしたので市宮池と名付けたとも言われている。
 更に、宝暦五年(1755)二月の「香川郡東村々溜池記録」によると、当時浅野村掛りの池は十九あって、その中に「市宮池」があり、次のように記されている。
 市宮池
 二十五石 上浅野免
 五十石  下浅野免
 二十二石 上多肥村
 この市宮池は、浅野の八王子神社のある八王子地区にあるので八王子池とも呼ばれている。
 改築の経緯
 天保十五年(1844)池底の土砂だし
 嘉永二年(1849)本揺・上鳥居改修
 文久元年(1861)池の改修
 昭和四十五年(1970)樋管部分を中心に改修。工事中に「文久紀元秋八月向井根賢敬築」と刻まれた石柱が土中から発見される。堰堤に保存
 昭和四十六年(1971)洪水吐け改修
 平成八年(1996)取水施設(樋管)の改宗。堤体の補強工事。平成十二年(2000)完成
 水利
 水源は、香東川から掛井手で取水し、現在香川町浅野地区の北端までと多肥上町地区が受益地域になっているが、余水を三谷三郎池に取水できることになっている。 
資 料:夢みらい図書館蔵:讃岐のため池誌抜粋、ダム便覧など、
撮影日:2024年9月4日
駐車場:無し
附 則:香川県内55番目の貯水量

神高池
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管理者:神高池水利組合
河川名:
住 所:香川県高松市鬼無町山口

堰堤長:245.0m
堰堤高:11.8m
貯水量:251.4千立方m
目 的:「A」灌漑、受益面積:30.0ヘクタール
形 式:アース
解説等
 平成10年10月より平成11年4月 農業用水広域網推進事業。
平成22年10月18日より平成23年3月16日 県営ため池西部事業。(堤体工事・樋管工事)
資 料:讃岐のため池誌資料編、現地石碑など、

撮影日:2024年1月16日
駐車場:無し
附 則:香川県内では84番の大きなため池。高松市内では18番目の大きさのため池。池の中に古墳が崩れた状態で残っている。池の西側に2基の古墳が見える。残念ながら崩れていながらも見ることができる。
 池に水没している古墳は香川には他にもある。
善通寺市 大塚池
坂出市  鴻池
高松市  御厩池

橘池
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管理者:
河川名:本津川水系日名代川
住 所:香川県高松市国分寺町橘

施 工:伝奈良時代
堰堤長:280.0m(北)
堰堤高:11.60m
貯水量:555.9千立方m
目 的:「A」灌漑、受益面積:68.4ヘクタール
形 式:アース
解説等
 奈良時代には既にできていたようで、その位置は現位置よりもっと下流に堤防を築き、浅くて広い池だったようです。ところが、この池は浅い池でありながら、ゆる(取水施設)付近は何度築いても決壊するので大変困っていました。寛永年間(1624~1645 年)の大干ばつの年、前年に堤防が切れていたため、池には全く水が溜まらず、一粒の米もとれませんでした。時の領主生駒高俊は家臣西嶋八兵衛に命じて現在地に池を築造しましたが、この地の地名が橘だったので、橘池というようになったと伝えられています。
 下流の池跡は、広大で肥沃な新田が約六十町歩も開拓されたといわれています。しかし、この新田開拓によって更に水不足をきたし、岡内家七代彦左衛門が文政四年(1821)に羽間池より橘池まで約二㌔の羽間掛井手(導水路)を掘り、羽間池の余水を導水することとしました。せっかく開拓した掛井手も距離が長く、勾配がほとんどない状態で、思うように導水できないため、しだいに使われなくなりました。
 その後、江戸時代に三回(1794年、1832年、1856年)池の改修がなされた記録がありますが、それ以降は、大規模な工事は行われませんでした。
 今のため池は、昭和三十年度(1995)から平成二十年度(2008)までに各種事業により全面改修が行なわれ、立派なため池となっています。 
資 料:現地記念碑、WEBなど、

撮影日:2023年1月12日
駐車場:無し
附 則:香川県内では34番目の大きさの池。旧国分寺町内では一番大きい池。(コンクリート堰堤も含む)

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