寺 名:東海山 宝持院 鬼骨寺
開 基:空海
創 建:大同年間
宗 派:高野山真言宗
札 所:阿波北嶺薬師霊場第二十四番札所
住 所:徳島県鳴門市北灘町折野屋敷129
電 話:087-821-7260
由緒等
当地には親子4匹の鬼が住み、村人に害を及ぼすことが多く、地名の折野も古くは鬼野と記した。
建永2年(1207)、浄土宗祖の法然が讃岐国配流を命じられた際、鬼は法然に教化されて前非を悔い、浄土に生まれ変わろうと投身した。そこで村人たちは鬼の遺骨を境内に埋葬し、現在の寺号へ改称した。
天正年間に戦乱による兵火に羅災し本堂公文書等の悉くが灰塵に帰した。元禄年間に至って再び建立復興した。
地名も鬼の字を避けて折野と称するようになったという説がある(鳴門市史上)。
なお、当寺にまつわる鬼教化の伝承については、『法然上人絵伝』(七福絵伝)や『円光大師略伝』巻之下にも見える高僧伝承のひとつである。
江戸期には板野郡荘厳院(現在の地蔵寺)の末寺とされる『阿波志』。元禄15年(1702)から同16年に行われた本堂修理時に、鬼の骨と伝える獣骨が出土し、現在も寺宝として保存されている。
昭和六十一年三月、本堂庫裡など完成。
参拝時間:
資料等:当寺石碑、Wikipedia、googleMAPなど
駐車場:無料
撮影日:2024年3月15日
関連ブログ:法然ゆかりの地
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