ダム名:デ・レイケ砂防堰堤
ダム湖名:
河川名:吉野川水系大谷川
左岸所在地:徳島県美馬市脇町
堰堤長:97m
堰堤高:3.8m
形 式:アーチ式3段石積
ダム事業者:徳島県
着手/竣工:/1889年竣工
四国堰堤ダム88箇所番外堰堤札所第3番札所
文化財指定:登録有形文化財、土木学会選奨土木遺産2000(大谷川砂防堰堤)
解説等:この堰堤は,デ・レーケの指導による吉野川流域の砂防事業の施設のうちで現存する唯一の構造物とされており、日本各地に残るデ・レーケの指導による砂防堰堤の中では最大級の規模を誇っている。
近隣施設:オリオン座、うだつの街並み
資 料:四国堰堤ダム88箇所巡り様&現地石碑などから参照しました。
撮影日:2014年10月9日
ヨハネ(ニ)ス・デレーケ 1842~1913 オランダ人
明治六年九月、三十一才の時大蔵省土木御雇四等工師として来日。同十月、内務省が設置され、内務省土木局の所属になる。
大阪築港計画、淀川筋天満橋以下の測量調査や工事計画を樹て、木曽川下流改修工事のため岐阜県に入り実地踏査して、木曽川下流の概説書を上申した。オランダ技師団の指導者ドールンが明治十三年五月に帰国してからはその後任となり、さらに数年後他の技師たちが帰国してもただ一人日本に留まり、日本の自然条件に適した工法を模索し続け、日本の治水上に係る意見などを著わし、水源涵養・造林奨励などの提言を行い我国治水事業の指導者として活躍した。
明治十七年(1884)徳島県に入り、吉野川を調査し河川改修を指導した。大谷川は明治十九年着工し二ヵ年を費やし完成したものである。






分水溝



デ・レイケ公園 春にはチューリップが咲く


上流にある石積み砂防堰堤

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