【手結内港】
 手結内港は高知県香南市夜須町に江戸時代に築造された石積みの港です。
 外港から内港の入口には2002年竣工の32,8mの可動橋が架かっています。この橋は一日6回ほど1時間から1時間半ほど通行できる。夜から朝にかけては通行不可となりその間は旧道を迂回する事になる。

 この港の建設年代は文献によって異なるようだが、通説では建設地に露出する高い岩盤の試掘などの予備調査を経て1652年に着工し3年後の1655年に完成したとされる。その水域の規模は、南北約110m、東西約50m、水深は干潮時で約3mという江戸時代初期としては最大級の港である。
 手結港は海岸の岩礁地帯の入江を掘削して造られた。一般的には日本最初の本格的な掘込港湾といわれる。一方で、岩礁地帯の窪地に石垣を築いて背後を埋め立てて建設されたため、埋立港湾に分類されるという説もある。岩礁地帯における築港とはいえ、一部軟弱な地盤があったようで、木材を敷き詰め、その上に石垣を築き対処している。石材は近隣から船で運搬したそうである。
 建設されてから350年という長い年月と近代化の中で、港としての主要な役割は大正期に建設された外港へと移されたが、今でも漁船が係留され使われ続けている現役の港である。
 高知県HP&Wikipediaなどより転載しました。

 長宗我部地検帳に多くの水主の居住が示され、港の歴史は古い。
 野中兼山が修理を加え、利用度を高めた堀湊で有名である。小倉弥右衛門(三省)が責任者としてこれに当った。慶長三年(1650)築港に着手し、明暦三年(1657)に竣工したのが現在の内港である。南を半島によって囲まれ港口を西に向けて夏の暴浪を防ぐ事ができる。土佐藩屈指の良港であり、石積みが往時を偲ばせる。
 近年、地の利を得て、周辺の美しい自然と海洋性資源を基調とした海洋性レクレーション基地として注目されている。
 文は現地説明板より転載しました。
 写真は2012年7月9日撮影
 場所はワイワイマップ『港(商業港・漁港)のMAP』にスポット投稿します。

 内港入り口の手結港の碑
イメージ 1

 手結港
イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

 常夜燈(昔の灯台)
イメージ 7

 金毘羅大権現祈願塔
イメージ 8

 手結可動橋
イメージ 9