【山野草の定福寺】
 粟生山・歓喜院・定福寺 宗派 真言宗智山派 本尊 阿弥陀如来 開基 行基菩薩
 高知県長岡郡大豊町粟生158 ☎0887-74-0302
 現在の本堂は安永八年(1779)に山内豊雍公により再建されたものです。以前はもう少し大きかったと考えらています。
 本尊は木造阿弥陀如来座像、両脇には木造薬師如来座像、木造地蔵菩薩立像が安置されており、仁平年間(1151~1153)に作られました。更に両脇には木造不動明王立像、木造毘沙門天立像が安置されています。これらの仏像は全て県指定文化財です。以前は六地蔵尊(笑い地蔵平安後期~鎌倉初期)も安置されていましたが、現在は宝物館に安置されています。この時代の木造の六地蔵菩薩は奥州平泉金色堂と定福寺にのみ現存しています。正面の大檀の左脇には聖天尊がまつられ聖天壇があります。十一月十日~十六日は、寺族は精進となり住職は別棟に住し、聖天尊の最上級の祈祷である浴油祈祷が一日三座厳修されます。毎月一日~十六日にも修法をしています。毎朝七時より朝の勤行を行っています。参拝くださませ。 合掌

 豊永郷
 山内家が治めていた土佐国は土居付家老として山内家の家臣が各地を治めていましたが、豊永郷だけは豊永氏のように古豪が上士として古くからの土地を治め続けた。江戸時代、土佐藩が豊永氏に期待したのは、豊永郷を中心に、城下の支配が行き届きづらい山間部・国境の情勢に目配りと農民たちの不満がこらえ切れなくなった時には、一揆百姓たちと藩との仲介役=「押さえ役」となることでした。

 土佐豊永万葉植物園
 日本で7番目に整備された万葉植物園です。境内には万葉集に登場する歌碑が150本あります。歌碑に歌われている花が、歌碑の周りに咲きます。歌碑のないものは、木札で表示されています。
 また、境内には山野草畑が整備されています。一年間を通して「和」の花を楽しんでいただけます。
 定福寺の四季の移り変わりは大変綺麗です。定福寺境内は高知県梶ヶ森自然公園の中にあることもあり、自然がたくさんあります。また万葉植物園が境内にあり(境内自体が万葉植物園です。)
 文は現地説明板&HPより転載しました。
 写真は2011年7月11日・2012年3月29日撮影
 場所はワイワイマップ『綺麗な花が咲く所map』にスポット投稿します。
 
 定福寺文化財
高知県文化財(彫刻)指定 木造地蔵菩薩立像 昭和38年7月5日指定
高知県文化財(彫刻)指定 木造阿弥陀如来坐像 昭和38年7月5日指定
高知県文化財(彫刻)指定 木造薬師如来坐像 昭和38年7月5日指定
高知県文化財(彫刻)指定 木造地蔵菩薩半跏像 昭和38年7月5日指定
高知県文化財(彫刻)指定 木造不動明王立像 平成14年3月29日指定
高知県文化財(彫刻)指定 木造毘沙門天立像 平成14年3月29日指定
高知県文化財(彫刻)指定 木造聖徳太子立像 平成14年3月29日指定

 山門
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 本堂
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 鐘楼
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 摩尼車
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 境内の仏像
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 歌碑
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 二宮金次郎像
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 大賀ハス(2011年7月11日撮影)
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 ショウジョウバカマ(3月29日撮影)
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 水仙(3月29日撮影)
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 対岸の天空の里(3月29日撮影)
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