【法界山・大日寺】
 四国八十八ヶ所霊場第28番・法界山(ほうかいざん)・大日寺(だいにちじ)・高照院(こうしょういん)は高知県南国市野市町にあるお寺で真言宗智山派 本尊は木造大日如来座像(伝行基菩薩)=国の重要文化財(彫刻)明治44年(1911)8月9日指定 開基は行基菩薩

 行基菩薩が開基したお寺であり、四尺五寸の本尊、大日如来も行基の作。
 その後、空海が来錫して中興し、本尊のご縁日の二十八日に因んで、第二十八番札所とされた。
 さらに、空海は、末世の人々との利益を願い、境内の楠の木に爪で薬師如来を彫られ、立木をそのまま奥の院となされ、楠の木は明治初年に倒れたが、その跡地に一堂を建立し霊木を安置している。以上が爪彫り薬師と呼ばれる由来であり、特に首から上の病に霊験ありといわれ信仰されている。この奥の院は山門から一丁ほど奥にある。
 明治の神仏分離令により廃寺になったが、本堂を大日堂と改称して本尊はそのまま祀っていた。明治十七年になって再興した。
  0887-56-0638
 文は四国八十八ヶ所詳細地図帖より転載しました。
 写真は、2011年8月29日撮影
 場所はワイワイマップにスポット投稿します。
仁王門 
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 本堂
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 大師堂
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 鐘楼
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 境内 
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 大日寺奥の院爪彫り薬師
 当院奉安の霊木は空海は楠の大木に薬師如来を刻まれたことから、爪彫り薬師として名高く、首から上の病気に霊験があると言われており、ご利益を頂くと自然に穴のあいた石を奉納することが習いとなっている。
 奥の院の横に流れ出る霊水は空海の加持水として古くから尊ばれ渇水時にも枯れた事がない。
 また、平成二年には高知県の名水に選定されている。
文は、現地説明案内板より転載しました。
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 霊水
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