【得度山・切幡寺】
 四国八十八ヶ所霊場第10番・得度山(とくどざん)・切幡寺(きりはたじ)・潅頂院(かんぢょういん)は徳島県阿波市市場町にあるお寺で真言宗高野派で本尊は千手観世音菩薩(伝弘法大師作) 開基は弘法大師
 弘仁年代の頃、切幡の山麓を通りかかった旅僧が機を織る音を耳にした。僧は自身の衣服の破れ繕う布切れを所望。娘は織りかけの布を惜しげもなく差し出した。感謝した僧は娘の願い「千手観音様を刻んで衆生を救いたい」を聞き入れ、その場で像を刻んで娘を得度させたところ、娘はたちまち千手観音の姿になった。仏法の即身成仏である。
 旅僧は大師であった。大師は此の事を嵯峨天皇に奉請。天皇は一山をと勅名した。そこで大師は切幡の山腹に堂宇を建立、切幡寺と命名した。
 大塔は国指定重要文化財に昭和50年6月23日に指定されている。
 大坂・住吉大社神宮寺が神仏判然令により廃寺になったため「西塔」を買い受け移築したものである。
 文は四国八十八ヶ所詳細地図帖などより参照しました。
 写真は、2011年1月4日撮影
 場所はワイワイマップにスポット投稿します。

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