【女木島】
 女木島(鬼ヶ島)は香川県高松市の北約4㎞の所にある島です。
 女木島は、讃岐平野独特のビュート型山の形態をしています。山の最上部には安山岩と讃岐岩質玄武岩が層状に重なった地質で柱状節理がみられる。次に火山角礫岩(ざらざらしていて脆い。)凝灰角礫岩その下部には含閃花崗岩の層になっている。
 鷲ヶ峰展望台
 女木島で一番高い標高188mの鷲ヶ峰展望台からは瀬戸内海の雄大な景色が360度の大パノラマ、屋島・五色台・大槌・小槌・瀬戸大橋・直島・豊島・小豆島・大島が望めます。
春には桜が女木港から山頂に通ずる桜並木、山頂の桜、また、女木島灯台に至る道沿いに3000本は見ごたえがある。
 山頂へのバスがある往復600円でした。途中下車OK
 港には、おにの館があって、日本各地の鬼に関する資料や鬼の面・女木島に関する資料などが展示されている。港の灯台は鬼が金棒を抱いている。なぜか「モアイ像」が1体立っている。

 ★オーテ
 女木島は、冬になると島の人たちが「オトシ」と呼んでいる北西の季節風が山頂にあたり、方向を変えて吹き下ろしてくる。海岸沿いの家は波しぶきをかぶり、さらに霧状となった海水が家の中まで入ってくる。これを防ぐために民家の殆どは東向きに建てて、屋根の妻に面した南側等に屋根の高さほどの石垣を築いた。これを「オーテ」という。
 オーテの大きさは、高さ3~4m、長さ15~20mが多い。オーテを築くにも多量の石材と労力を要するが、これらは島民の人々によって築かれたことにより、様々な石の積み方が見られる。また、これを築造した時代を物語っている。積石には、女木島の安山岩や直島・庵治の花崗岩が使われている。
 海岸沿いに、今も残るこの景観は、この島の特色ある文化景観として貴重な民俗資料である。
 高松市教育委員会
 四国新聞社選定さぬき百景「女木島」に指定されている。
 地図はワイワイマップにスポット投稿します。
 写真は、2010年9月14日撮影

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