寺 名:法性山 多聞院 王至森寺
創 始:
宗 派:真言宗御室派
住 所:愛媛県西条市飯岡3021
電 話:0897-55-2251
由 緒
舒明帝が道後温泉へ行幸の途中、燧灘で暴風雨に遭われた。この時、森の中の寺で難を避けられた故事に因み王至森寺と称した。伝説に、森の木を大阪小松藩が御庫屋敷の建材に用いたところ、毎夜、帰りたいと泣くような音がするので川へ流した。月日を経て現在の戻川に流れ着いたことから地名に転じたという。鎮守法性大権現の別名は大威徳明王。牛に跨り、忿怒相を現す慈と威の像で篤い信仰があった。
山門の扁額「法性出」は小松藩三代一柳頼徳の筆跡である。一柳頼徳は名君と称せられ、当時三百諸侯きっての能筆家であった。
裏山に西国三十三番札所があったが、最近境内へ移して祀っている。
高さ16m、根回り4m、樹齢不詳。日本最大の金木犀。国の天然記念物(昭和2年4月8日)指定がある。かおり百選。
札 所:新四国曼荼羅霊場の第三十一番札所
資 料:香川県立図書館蔵:西條市誌、新四国曼荼羅霊場、Wikipedia、現地説明板など
駐車場:無料
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