花園町の由来記念碑


住 所:香川県高松市花園町
解 説
高松が城下町が出来たころ、この辺りは静かな郊外で、眺めがよく、はるか北の沖松島の八丁土手辺りに美しい松並木が見えたという。
江戸時代のいくつかの城下絵図には、花畠と記されており、一面の花園であったらしい。
高松城を築いた生駒家の別荘がこの地にあったが、松平家になって、初代藩主頼重公は、この別荘を老臣彦坂織部正に与え「静観荘」と名付けられた。
また、その北側には重臣谷有馬の「詠帰亭」があり、この辺りは別荘地であったことが伺える。
また、藩医池田玄丈が五代藩主頼恭公の命により砂糖きびを栽培したのもこの花畠であったといわれる。
大正十年に花園町が誕生したが、花園という地名は江戸時代の花畠に由来する。
建 立:平成六年十月吉日 花園地区地域おこし事業推進委員会
書 :
資 料:現地説明石碑など、
撮影日:2018年10月8日