四国観光スポットblog

四国の観光スポットの足跡を写真で紹介するブログ

カテゴリ: 四国の自然景観

根来寺~国分寺の遍路道沿いに露出した白い岩盤層
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住 所:香川県高松市国分寺町国分1607

 五色台には、山上部は、安山岩類(サヌカイト+讃岐岩質安山岩)に覆われているが、その下に広がる斜面には色々な地形が広がる。山頂を取り囲む安山岩の崖の下の斜面では、麓に近いほど傾斜が緩くなり、風化した花崗岩(マサ)からできている。風雨によって崩壊し、崩壊土砂は土石流となって、谷を削って平野に流れ山麓に土石流扇状地を形成する。高松市鬼無町・国分寺町などは土石流扇状地である。
 讃岐安山岩の下側には、火山の爆発によって出来た陥没地(カルデラ)に凝灰岩・凝灰角礫岩の層が推定される。崩壊・浸食などによって、所々に凝灰岩・凝灰角礫岩の白い層が露出している。
 上部には、通称カッパドキアというキノコ型の岩石がある。

資料等:五色台新聞2020年3月25日号より
駐車場:スペースあり
撮影日:2023年1月12日

名 称:四国カルスト 天狗高原

場 所
 愛媛県:西予市、上浮穴郡久万高原町、喜多郡内子町
 高知県:高岡郡檮原町、高岡郡津野町

景観指定:愛媛県立四国カルスト自然公園=昭和39年(1964)3月21日指定。四国カルスト高知県立自然公園=昭和39年(1964)3月21日指定
解 説
 愛媛県と高知県との県境にあるカルスト台地。標高は約1,400m、東西の幅は約25km。
 西から大野ヶ原、姫鶴平、五段高原、天狗高原まで、なだらかな山肌には、夏は緑の草原、秋はススキが一面に広がり、一年を通して四季を楽しむことができる。浸食作用で地表に露出した石灰岩が点在している。
資料等:現地説明板、Wikipediaなど、
駐車場:無料
撮影日:2012年10月31日

名 称:宍喰浦の化石漣痕
住 所:徳島県海部郡海陽町宍喰浦
場 所:マピオンマップ↓↓↓↓
マップコード↓↓↓↓
427 187 769*50
見どころ
 第3紀始新世から漸新世に生成された舌状漣痕で、露頭面積も広く、彫刻も深く、かつ数種の異型のものが別々の層をなしている。細互層の砂岩下面には、当時の生物の生態痕などの底痕が残されている。
 流れ漣痕としてその規模、保存状況などわが国でも代表的なものであり学術上の価値は高いと認められる。
文化財:天然記念物
指定日:昭和54年11月26日(1979)
資料等:文化庁データベース、現地説明板など、
撮影日:2019年3月1日
駐車場:無し(路駐)
周辺施設:
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「宍喰浦の化石漣痕」は、約4500万年前、新世代第三紀の始新世中期に生成にされた水流漣󠄁痕で、露頭面積も広く、彫刻も深く、かつ数種の異型のものが別々の層をなしている。地層は四万十帯、室戸半島層群の奈半利川層に属し、泥岩と互層する細粒砂岩層に上面には、水流漣󠄁痕を見ることができます。代表的なものは、波長数10cmの舌状漣痕です。水流漣痕は、断面の形態が非対称で、一定方向の流れによって形成され、当時の水流が海溝軸に沿って、東北東から西南西に向かっていたことが伺われます。下面には底生生物に生痕化石が見られ、日本海溝の水深4000mを超える陸側斜面で見られる生物の這い跡に比類されmす。当時の海溝に至る陸側斜面深部の海底の様子を物語るものです。地層面は東西に延び、北側に高角度で傾いており、海洋プレートの大陸下への沈み込み伴い、大陸側に傾きながら押し上げられた付加運動によるもんです。
【現地日本語説明板より転載しました】
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名 称:阿波の土柱(波濤ヶ嶽)
住 所:徳島県阿波市阿波町北山
場 所:マピオンマップ↓↓↓↓
マップコード↓↓↓↓
160 310 665*21
景観指定:国の天然記念物
指定日:昭和九年(1934)五月一日
解 説
 この地は、約100万年前から70万年かけて阿讃山脈から流れ出た土砂が何層にも堆積してできた砂礫層が、断層の活動により隆起した場所。土柱はその砂礫層が浸食してできたものである。
 雨水が、露出した砂礫層の斜面の窪みを流れて溝をつくり、雨ごとに岩石や土砂が流され溝を深めてゆく。
 土柱は、硬い岩石や礫層のある抵抗力の強い部分が浸食を免れて、土の塔やカーテン状の柱を多数形成した特異な景観であり、今もなお、自然の影響を受けその姿を変え続けている。
 この地の土柱は、波濤ヶ嶽で、昭和九年(1934)五月一日に国の天然記念物に指定されている。この他にも、燈籠嶽・不老嶽・莚嶽・橘嶽が周辺に散在している。
 遊歩道完備、途中・山頂にも便所完備している。写真は、正面及び下から上から撮りました。
その他の指定:土柱高越県立自然公園
資料等:現地説明板、
駐車場:無料
撮影日:2019年1月24日
周辺施設:高越山、 

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名 称:五色ノ浜の横浪メランジュ
住 所:高知県土佐市宇佐町竜
場 所:マピオンマップ↓↓↓↓
https://www.mapion.co.jp/m2/33.42468997640675,133.45716116954824,19
解 説
 高知県土佐市横浪半島の五色ノ浜海岸には、「四万十帯」と呼ばれる海岸プレートが動いて日本列島に付け加わってきた地層(付加体)が分布しています。
 五色ノ浜の横浪メランジュは、このような考え方(プレートテクトニクス学説)を、世界に先駆けて陸上で初めて証明した場所として国内外から高い評価を受け、2011年2月7日に「国の天然記念物」に指定されました。
 「メランジュ」とは、大きさや種類の異なる色々な岩石が無秩序に混在している地層で、「混在」「混合」を意味するフランス語です。
 横浪メランジュの岩石群に含まれる放散虫化石の年代や古地磁器の測定から、この地域には1億3千万年前から7千万年前までの地層が入り乱れて分布していることがわかりました。この地層は、赤道付近の海底で噴出し、プレート運動によって運ばれてきた「枕状溶岩」や放散虫の遺骸が積もって出来た「チャート」、四国付近の陸地から運ばれてきた「砂岩」「泥岩」から成っています。四国沖の海溝で海洋プレートが沈み込む際に、枕状溶岩・チャートの一部がはぎとられ、この砂岩や泥岩の中に切れ切れになって取り込まれ、付加したのです。
 横浪メランジュの北端にある伊坂の鼻を越えた岩場では、「地震断層の化石」を観察できます。
文化財:国指定天然記念物
資料等:現地説明板、
撮影日:2018年2月21日
周辺施設:青龍寺武市半平太像

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