木村家住宅 
重要文化財(建築物) 昭和五十一年二月三日指定
所在地:徳島県三好市東祖谷釣井107番地

 木村家住宅は、徳島県西部剣山地祖谷山に所在している中規模な山村農家で、当市釣井の山腹斜面を切盛りして南北に長い敷地をとり主屋と隠居屋が建っている。主屋は釣井の西北にあった土居の家を移築したもので、その当時七軒あった「石据え」のうちの一軒であったと伝えられている。
 建物年代は元禄十二年の棟札があり、祖谷地方最古の家である。寄棟造、茅葺、三間取り形式で、桁行八間、奥行四間で、この地方の当時の民家としては大きいものである。
 正面より見て左のオモテの間は方三間の広い部屋で囲炉裏が二ヶ所あり、中央はナカノマ(中の間)とネマ(寝間)の二間(ふたま)となっている。
 右方はウチノマ(内の間)・ニワ(庭・土間)の二間(ふたま)である。昭和五十九年十一月に解体修理を行って当時の姿に復原した。火災が多かった祖谷地方で、このような古い民家が現存することは珍しいことであり、山間部民家の典型として重要なものである。
 徳島県三好市教育委員会説明板より

国指定重要文化財「木村家住宅」 昭和五十一年二月三日指定
 木村家住宅は元禄十二年(1699)の建設である。
寄棟造、茅葺で、構造は梁間三間を上屋とし、周囲に半間の下屋をめぐらす。小屋組は移築の際に組替えられている。平面は復原すると、桁行八間を下手から二間半、二間、三間半の三区画に仕切り、下手は前寄り一間半が土間で、その奥は板敷となり、中央は前後二室に、上手は広い一室の「おもて」となる。「おもて」は公面と側面に半間の縁が廻り、背面には床、棚が付く。この住宅は祖谷地方最古の遺例で、山間部民家の典型として重要である。
  昭和五十一年七月建
                  東祖谷山村教育委員会

撮影日:2012年3月29日
撮影日当日は、休業日で敷地内および建物内部の写真は写す事が出来ませんでした。
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