【特別史跡・讃岐国分寺跡】
 奈良時代の天平13年(741年)、聖武天皇は国家の安全を祈って、諸国に僧寺と尼寺を建てることにしました。当時、香川県は讃岐国に属し、讃岐国分寺・国分尼寺は現在の高松市国分寺町国分・新居に置かれました。
 讃岐国分寺は、創建当時東西220m、南北240mと大きな敷地を占め、奈良の大寺院に比べても見劣りのしない伽藍が営まれており、中心部分は、今もなお法灯を伝えています。
ここでは、昔の建物を復元したり伽藍の模型を作るなど遺跡の整備をはかり、散策しながら歴史に親しめる場所としたものです。現地案内板より
 西側に隣接する坂出市府中町には、讃岐国府があった所で、讃岐国司を歴任した有名人の中には菅原道真がいます。
 讃岐国分寺は現在でも四国80番札所として参拝者で賑わっています。境内には、金堂跡・塔跡の礎石が残り、現在の国分寺本堂には平安時代後期の千手観音像が祀られています。地境などの痕跡から昭和27年3月29日には現国分寺境内を含む東西330m、南北227mの範囲が「讃岐国分寺跡」として国の特別史跡に指定されました。(昭和3年3月24日史跡指定) 毎週月曜日(休日の時は翌日)と年末年始はお休み・館内のみです。館外はフリーです。以上の記事は、パンフレットから転載しました。
2009年6月2日・2009年11月2日・2010年5月20日撮影

 旧国分寺伽藍想像模型
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 築地塀復元
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 僧房跡礎石
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 建物の中
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