<><>乃木館(旧陸軍第11師団司令部)<><>
<><>陸上自衛隊第14旅団<><>
 第14旅団は、四国4県の防衛・警備・災害派遣・民政協力を任務としています。
 現在、善通寺・松山・高知・日本原(岡山県)の各駐屯地及び北徳島分屯地を傘下にしています。
 善通寺駐屯地には、第14旅団司令部・第15普通科連隊・第14後方支援隊・第14偵察隊・第14通信中隊・旅団司令部付体・第14音楽隊があります。
 第14音楽体はイベント行事に参加し演奏は年間100回に及びます。

<><>乃木館<><>
 乃木館(旧陸軍第11師団司令部)は、香川県善通寺市の陸上自衛隊善通寺駐屯地内にあります。この建物は、明治31年10月1日、旧軍第11師団が四国全域を管区として編成された際、師団司令部として建てられたもので、善通寺駐屯地では通称「乃木館」と呼ばれています。
 初代師団長には、軍神として名高くなった。乃木将軍(中将)が着任され明治31年10月1日から明治34年5月22日までの2年8ヶ月間ここで勤務されました。 その後昭和20年の終戦まで25代にわたり歴代師団長が勤務されました。
 乃木館(明治の館)は戦後郵政省簡易保険局が使用し、昭和36年1月陸上自衛隊に移管され同年8月から約20年間、第2教育団本部として使用されました。
 昭和56年3月25日第2混成団が編成され混成団本部(司令部)がこれを引継ぎ平成18年3月27日まで使用。現在は第14音楽隊が使用しています。
 
 初代師団長 乃木 希典(中将)以下歴代師団長の写真を見る事が出来ます。(初代~25代)
 その他、秋山兄弟の写真も展示があります。階級章・装備品なども展示しています。
 乃木将軍の所縁の地には、金蔵寺・乃木神社・讃岐宮内乃木資料館などもあります。
 金蔵寺→ http://blogs.yahoo.co.jp/takamaturocky/28165426.html
 讃岐の宮→ http://blogs.yahoo.co.jp/takamaturocky/29561544.html
           
 大正11年、摂政宮殿下(大正天皇の皇太子殿下のちの昭和天皇)がお見えになり、善通寺から詫間に掛けて陸軍の大演習が行われた際の写真をも展示しています。 (殿下が兵学校の時に乃木大将が陸軍学校長であった事によって初代師団長であった香川県善通寺に興味が沸いて当地を希望したようです。)
 
 善通寺隊員がイラクにおける人道復興支援活動の様子も写真展示されています。

 館外の芝生広場には、F86 ヘリコプター 戦車 も展示しています。勿論写真撮影・触ることも出来るようです。
 
  見学時間(入場はもちろん無料です。)
    午前 9時00分~午後12時00分
    午後13時00分~午後16時00分
     休館日:水曜日及び年末年始
 乃木館入り口には、軍服姿の自衛官がいます。(怖そうですが親切で優しく接してもらえます。)見学希望を伝えると敷地内に入れてまらえます。入ると住所と名前を芳名帳に記帳を求められます。記帳が済むと案内してもらえます。館内に入ると広報の隊員の方が各展示室の案内説明があります。
 写真は、2010年3月17日撮影(この日は水曜日でしたが予約者がいたので特別にご一緒させて戴きました。隊員の配慮を感謝します。)
 記事は、第14旅団ホームページより参照させて戴きました。

 乃木館までのアプローチ
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 旧軍第11師団師団司令部
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 中央階段
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 奥の部屋が執務室
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 師団長執務室:中央の机と椅子2脚は歴代の師団長が実際に使われていたものです。小さい椅子(右側)が初代、乃木師団長から第5代土屋師団長まで、大きい椅子(左側)は第6代伊地知師団長から第25代大野師団長までが実際に使われた椅子です。
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 展示室
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 屋外装備展示場
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 旧陸軍兵舎(現倉庫):21世紀に残したい建物にも選ばれています。
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