<><>塩江の不動の滝<><>
 塩江の不動の滝(地形)は 高松市塩江町安原の県道30号より少し入った所に有ります。
 昭和51年10月14日に香川県自然記念物(地形)21「塩江の不動の滝」に指定されています。
 弘法大師が、この滝で修行をしていたところ、忽然と不動明王が現れたと言われ、それ以来「不動の滝」と呼ばれている。
 塩江の不動の滝(地形)は花崗閃緑岩の山地に刻まれた、香東川支流の北井谷川にあり、小簔の虹の滝と同様、香東川流域の比較的高位の段丘面の対応し、阿讃山地の時差的隆起を示す遷急点にあたり、学習的価値がある。難しい言葉が続くが現地表示板より転記しました。

  遷急点(せんきゅうてん) [日本大百科全書(小学館)]
 川の縦断面で傾斜が急変する所。河床の縦断勾配(こうばい)が急に変化する地点を遷移点という。川の縦断面は上流から下流に向かって緩やかになるが、その途中で河床勾配が不連続に変化することがあり、遷移点から下流側が急傾斜になる所が遷急点である。海面低下や地盤の隆起によって川の侵食が復活すると、下流側から谷の回春または若返りが始まり、上流側に波及するために生ずる。滝や早瀬はその例である。勾配の急変が硬岩層の存在による場合には岩石遷移点という。

  花崗閃緑岩(かこうせんりょくがん) 提供: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 花崗岩と閃緑岩の中間的な性質の深成岩。火山岩のデイサイトに対応する。広義の花崗岩に含まれるが、狭義の花崗岩に比べると、アルカリ長石より斜長石がはるかに多い。
日本に産する「花崗岩」はアルカリ長石が少なく、花崗閃緑岩であることが多い。

 アクセス:高松からは国道193号を塩江・穴吹方面へ塩江新温泉手前の県道30号へ左折する(信号機なし・標識有り)700m位進むと右手に標識有り、右折して行き止まりが駐車場です。
 写真は2009年11月20日撮影

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